SBIホールディングス、投資家向け報告書でStartale Groupとの戦略的パートナーシップを強調 ―オンチェーン・トークン化とステーブルコインの推進に向けて―

背景と概要
SBIホールディングスは、ステーブルコインおよびオンチェーン・トークン化に関する戦略的取り組みの一環として、Startale Groupとの協業体制を改めて表明しました。本年8月の初回発表以降、両社は定期的な協議を重ね、ステーブルコインのユースケース検証、市場機会の評価、そしてトークン化された株式および実物資産(RWA)を取引するオンチェーン・プラットフォームの市場投入戦略の策定を進めています。
これらの継続的な取り組みは、次世代のオンチェーン金融サービス基盤の構築に向けた、SBIとStartaleのパートナーシップの着実な進展を示すものです。ジョイントベンチャーの詳細および今後の施策については、重要な進展に応じて順次公表してまいります。
2026年3月期 第2四半期 SBIホールディングス株式会社 決算説明会にて使用されたスライドは、当社を「アジアを中心にグローバル展開するWeb3企業」として紹介いただいており、日本の主要企業とレイヤー2ブロックチェーンを共同開発してきた豊富な実績が評価されています。私たちは従来の金融システムに存在する摩擦、遅延、制約に着目し、SBIとのパートナーシップを通じてこれらの障壁を取り除くテクノロジーを展開しています。両社が構築する共通基盤は、以下を実現します。
- 市場閉鎖の制約を受けない、真の24時間365日いつでも取引可能なトークン化株式およびその他金融資産の市場
- 従来の長期決済サイクルを排除した、ほぼ瞬時のクロスボーダー決済
- 小口投資を可能にする分割所有により、高額株式への個人投資家のアクセスを実現
- トークン化株式とDeFiプロトコルを統合した、組み合わせ可能な金融商品
今後の展開
具体的なタイムラインや技術アーキテクチャの詳細については現在策定中ですが、ジョイントベンチャーの使命は明確です。それは、あらゆる価値が自由に流通する世界を創造することです。
トークン化に対する機関投資家の関心が高まる中、SBIホールディングスとStartale Groupは協力して、新時代の金融インフラストラクチャーの基礎を確立しています。これは、国境や市場を越えた資産の摩擦のない、リアルタイムでの移動を可能にするものです。
本パートナーシップを通じて、両社はオープンなオンチェーン金融システムという共通のビジョンを推進しています。それは、すべての資産、取引、決済がグローバル規模でシームレスに流通する世界です。
Startale Groupは今後も、主要な金融機関および企業との連携を継続してまいります。パートナーシップを通じて、世界をオンチェーンに導き、次なる文明を構築してまいります。