「Startaleは今最高のポジションにいる」― Chief of Staff 石川駿

車輪が移動の常識を、鉄道が距離感を、電気が夜の概念を塗り替えたように、歴史の大きな転換はテクノロジーによっていつも「行動様式の更新」から始まり、やがて制度・文化・産業・政治・コミュニケーション等を人類規模で丸ごと変え、新たな文明を築いてきました。いま、ブロックチェーンは「信頼と取引コスト」を極小化し、24/7/365 の経済活動を標準にし、世界のルールづくりそのものを再設計できる段階に入っています。

この文章はStartale、ミッションとその仲間が少しでも気になる人に向けて書いています。この記事を通して私たちのミッションや目指す世界に共感してくれる人が増えると嬉しいです。

Startale のミッションは、"Build the Next Civilisation by Bringing the World Onchain."、日本語では「世界をオンチェーン化することで、次の文明の基盤を築く」です。

文明は「主要技術の採用とスケール」から生まれる

文明の進歩は、単一の主要技術が社会に採用され、スケールし、目に見えないインフラへと沈み込むときに訪れます。その過程で人々・制度・経済・政治・教育・コミュニケーションなど、あらゆる領域の「当たり前（＝行動様式）」が静かに更新され、振り返ればそれが新しい当たり前だったと気づく。ブロックチェーンは、所有・交換・合意・証明といった社会の基本動作をプログラム可能にし、その採用とスケールによって、遅延・中抜き・ブラックボックスを前提とした旧来の作法を置き換えていきます。

ブロックチェーンが生む「次の行動様式」

ブロックチェーンという主要技術の採用とスケールが進むほど、以下の「当たり前」が社会に定着していきます。

  • 24/7/365の全資産市場が当たり前になる

給与・清算・資金移動が常時リアルタイム。締め日や週末前提の運用が再設計される。

  • ステーブルコインが越境決済のデファクトスタンダードになる

支払と請求書、資金調達が即時・低コストで結びつき、中小の国際商取引が滑らかに。

  • ほとんどの資産がトークン化され、部分所有と再利用が標準化する

RWA（トークン化資産）/株式/NFT/ゲーム資産まで、URLのようにアプリ間を横断し、担保・二次流通・組み合わせが容易に。

  • 合意がコード化され、小さなチームでも大きなインパクトを生み出せる

スマートコントラクトで交換・貸借・分配を自動実行。DeFi（分散型金融）やDAO（分散型自律組織）がトラストレス（第三者への信頼を必要としない）な"仕組み"として機能する。

  • アイデンティティとウォレットが個人の可搬的な土台になる

DID（分散型アイデンティティ）と選択的開示により、最小限の情報で信頼を示し、場所を問わず意思決定や参加ができる。

これらは「起きるはず」の不確定な予想ではなく、「当たり前になってから振り返ると、そうだった」としか言えない類の変化です。ただし、これらはオンチェーンを数十億人が使う世界になることが前提です。すでにその萌芽は世界各地で現れています。

以上のニュースは全てここ数ヶ月の出来事です。Startaleはすでに動き始めているこの変化を見据えたうえで、その手段や必要なプロセスの１つとして"Bringing the World Onchain"を捉えています。

Startaleは今最高のポジションにいる

具体となるユースケースや制度設計は無数に現れますが、それらは新しい文明を可能にする"手段"にすぎません。本質は、所有・交換・合意・参加・信用形成といった社会の基本動作がオンチェーン前提に置き換わり、日々の「当たり前」が静かに更新されていくことです。いま、その兆しは十分に揃っています。

Startale は、これを現実にする位置にいます。チーム、実績、パートナー、ステークホルダーなど、複数の軸で土台が揃っています。

  • BinanceをはじめとするTier1取引所への上場やグローバルプロジェクトの協業実施
  • Sony Groupとの合弁会社 Sony Block Solutions Labs を設立し、ブロックチェーン「Soneium」の開発を推進
  • SBIグループと、トークン化株式の取引基盤の共同開発を発表
  • オンチェーンを扱うユーザを増やす自社プロダクトを開発中

世界で始まりつつある変化を的確に捉え、日本からもその潮流を先導していきます。Bringing the World Onchainを実現し、その先の新しい文明につなげていきます。

技術の採用速度は加速し、少しのためらいであっても、基準づくりの機会を失うことに直結します。だから、待たずに標準をつくり、つなぎ、守る。先に動き、既成事実をメリットとユースケースとともに社会の"当たり前"へ押し広げる。Startale はその土台の設計と普及にコミットしています。

Startale のこれからと、あなたの一歩

Startale は、ユーザーが毎日使うことになるアプリをはじめ、新しいプロダクトを継続的にローンチし、Bringing the World Onchain を実現して、さらにその先の新しい当たり前をつくることをリードします。もし、それに共感していただけるのであれば、是非次の一歩を踏み出してください。

特に、以下のPositionに当てはまる方は直接DM(@shunp_w3)ください。カジュアルにお話するところからやり取りしたいです。

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執筆：石川駿（Chief of Staff）